Sunday, July 31, 2005

停電 Blackouts

昨日家を含む、地域一体で停電がありました。それはとても長いもので夜の8時から夜中の3時まで続いたのです。まず電気が落ちた時、全ての電子音が「ブ ン・・・」という音と共に街から消えた。いつも微量の電気音に囲まれてるもんなんだな~と思ったよ。パソコン、冷蔵庫、外から聞こえてくるテレビの 音・・・それらが一切無くなると街は驚くほど静かだった。窓の外を見ると「何が起こったんだ?」と不思議に思う人達が集まっていた。道路沿いにはお店があ るので、そこから店員さんたちが集まってなにやらごぞごぞ話してる。

ここは北海道より経度が高いので、夏の間、完全に日が暮れるのは10 時頃なの です。だからまだ外は明るくて電気無しでも大丈夫。「まぁ、すぐに復旧するん だろ」と踏んだ私は『電気が無い事』についてあれこれ考え事を始めながらも、とりあえずテキストを読んでいた。10時前になってついに限界。暗くて字が見 えん。停電が続いて2時間も経つとさすがに色々不安になってくる。まず家に懐中電灯が無い。ろうそくも無い。外の街灯ももちろん消えてるから灯りになるも のがまるで無い。電気が落ちて2時間か・・・このまま続いたら冷凍庫内の色々凍らせてるものが溶けてきちゃうなぁ・・・。この時の心配ったらそれ程度の事 でした。明るいうちにろうそくを買いに出かけても良かったんだけど、玄関を開けてみたらアパート内の通路が真っ暗で非常灯すら付いていない。もちろんこれ ではエレベーターも使えないし、この真っ暗中を階段下りて出掛けるのは嫌だった。
結局灯りが無いと何も出来ない事に気付き、楽しかったのは星が一杯見えて「ほぉ」と思った一瞬だけで、まだ眠く無かったけどベットで横になる事にした。

ベットでじーっとしてたら2時間くらいウトウトしてしまった。ヒューが帰ってくるまであと1時間くらいある。停電は何処までの範囲なんだろう?彼が帰ってこないって事はダウンタウンは電気が普及してるんだな・・・
そして夜中の1時をまわった頃、彼が帰ってきた。「外なんかすごいよ。見に行く?」と聞かれて、「そうだなー、停電なんて珍しいし、ちょっくら見に行きますか」と仕度して出掛ける事に。この時、彼の自転車に付いてるライトがようやく手に入りました。

夜 中2時頃。仕度して外に出てみるとそれこそ真っ暗。けどはるか遠くは電気が点いている。パトカーが徘徊してるけど、(多分私らも怪しかった)他にはさす がに誰も居ない。空はさっき見えてた星が雲に隠れて見えなくなっちゃってた。だから月明かりすらも無い。大通りはとても静かで場所によっては足元もよく見 えない程真っ暗だった。

「どこまで歩く?」お化け屋敷系とかダメな私はそろそろ帰りたかった。大通りから小道に入って1ブロックまわりながらアパートに帰る事にした。
小 道に入ってからその時!後ろから3人の男の人達が近づいてきた。「彼らも停電を楽しんでるんだよ」というヒューの言い分悲しく、明らかに私らに近づいて くる。彼らは停めてある車の上に乗ったりと、どう考えても常識のある人達じゃない。「怖い・・・」私の人生、終わったと思いました。自分の身は自分で守る べきであるこの地で、何の道具も持たず真っ暗中を歩いてる私達。襲ってくださいと言っているようなものだ。サンダルで出てきちゃったから走って逃げる事も 出来ないだろう。私の体は強張り、ヒューの腕を掴む事しか出来なかった。なんてこった・・・3人が本当に私達に近づいた時、ヒューは彼らに気さくに 声を 掛け始め、「よう!停電がどんなものが見て歩いてるんだ。暗いねぇ。」等と言い始める。彼らは「あぁ、そうだな」と言い、またヒューに幾つか質問を返しな がらゆっくり私達を通り越して行った。彼らの進む進行方向と違う右の道にそれるまで、きっと15秒くらいだったけど、すごく長く感じた。ホントに怖 かった・・・

アパートに到着したと同時に電気が復旧。明かりがあるってなんて便利なんだろう。今後夜中に外を歩かなくちゃいけない時はもっと用心しよう。これが治安の悪い所だったら私の人生はホントに終わってた。運が良かった事に感謝。それと近日中にろうそくを買いに行こう。

Tuesday, July 26, 2005

小話

ブログを書いているにあたって、写真を投稿しない事に加え、他にも気をつけていることがあります。それは『ネガティブな事は書かない』って事です。(以下の話は何人かに話した事があるので聞いた人もいるかと思います。)

人にとって、忘れる事ってすごい大事な事と思うんよね。時間が解決してくれる事って一杯あると思う。私が今こうして書いているブログは日記と同じ。だからいつか読み返す時が来ると思う。それは5年後なのか10年後なのか、場所はカナダなのか、日本なのか・・・。
ただそんな時に自分の腐った話を読み返したく無いのです。悪い思い出を甦らせて何になるでしょう?(もちろんそこから学ぶ事や、同じ過ちを繰り返しちゃいけない事とかって言うのはありますが、この場合は、ただクヨクヨしたりする状態の事について書いています。)

長 い年数生きていると辛い事とか後悔する事とか山ほどあるのが正直なところ。そういうのを思い返すと心が苦しくなるし、気分がブルーになるよ。そう、悪い 思い出はいつまで経っても悪い思い出のままなんだよね。そんな“腐った思い出”を甦らせるのは、中身が腐って居ると分かっているのに、その生ゴミの袋をも う一度開けて見るのと一緒、というフレーズをお友達からお借りした本に書いてあったのを覚えています。

もしここでネガティブな事を書いた らどうだろうか?ネガティブな事を皆にシェアする事になるよね。言葉って魂宿ってると思うよ。ネガティブな事ばかり発す る人には更なるネガティブが集まってくるだろうし、楽しむ事を知っている人には更なる楽しい事が集まってくると思う。(ま、弱みを見せないとそれが逆に “強がり”だとか“自慢っぽい”とか思われる可能性もあるだろうけれど。)

ずぅ~っと前にね、桜井幸子(知らない人も居るかな?)が“怒 らない女優さん”で有名だと言うのを聞いたことがあります。売れっ子女優さんって、自分に知 名度がある分、ワガママが多いでしょ?だから待たされて怒り出す人、ワガママし放題な人、色々居るわけです。ある時彼女が撮影のために何時間も待たされた ときがあった。でも彼女は怒りもせずスラッと涼しい顔をしていた。それに対して「どうして怒らないんですか?」とスタッフが尋ねたら彼女、「私が怒ったっ て何も変らないでしょう?スタッフは一生懸命やっていて、それで遅れているんだし。怒るだけ損ですよ。」と。

この話を日常に変えて考える と、例えばバスを待ってるとする。予定時刻を過ぎてもなかなかバスが来ない。貴方ならどんな風に待つ?ここでイライラしたって バスは早く来ないわけです。つまりそのイライラは無駄って事。もちろんね、そうは言いつつも大事な約束があったりする時は「だー!!!」ってなるよ。 (笑)けど同じ待つならバスが走ってくるであろう方角を見つめ続けてイライラした挙句、バスの運転手さんにガン付けてみせるより、「ま、来るまでしゃ~な いか」とリラックスして、良いお天気に気持ちを向けたり、傍にある緑にちょっと目を留めたり、そうする事で同じ待ち時間も随分違ってくるんじゃな いかな~と。

今日本は暑いらしいね。「全く暑くてやんなっちゃう!暑い!暑い!」とイライラするか「これこそ夏だ!カキ氷が似合う季節だ!」と楽しむか。さて、どちらを選びましょうね?

Monday, July 25, 2005

Let's go blackberry picking!


カ ナダのすごいところの一つでもあります、黒いちごが取れる!川沿いとか、学校の周りとか、至る所で今ブラックベリーが取れる。お店で売っているものよ り、確かに小ぶりだけど、何故一箱$4も払って買う?採りに行こうではないか!真っ黒でポロリと取れるものは熟してて甘く、そうでないものはちょっと酸っ ぱい。今日は遠くに行ってしまう人を夕食に招いたんだけど、もてなす料理は人に任せつつ、その隣りでビール片手に「ん~、いいねぇ。この甘酸っぱさとビー ルが合っちゃうんだな~、これ。」とかオヤジやってました。
(しかもここ、台所。)

え?勉強?してますよ。リサーチエッセイ、how toエッセイ、BUS141の中間テスト、DSSアサイメント、ミニプレゼンテーション・・・。(>_<;) 
ん~・・・・ん~・・・・うぬぬぬーーー。

Friday, July 22, 2005

お知らせ: フードブログ 始めました。


フードブログはこちら。右のリンクからも飛べます。
URLはhttp://victoriagourmand.blogspot.com/です。

最 近、私の投稿内容が80%食べ物じゃないスカ。話題の中に不自然に混じる食べ物たち・・・「喰えもしないもん、次々見せられてもねぇ」と皆が思ってるん じゃないかなーと心配していましただ。丁度 「どうすっかな~(悩)」と思っていた時、ヒューも彼のブログの中で政治と食べ物の話が入り混じるという奇怪な状態に堕ちいっており(笑)、似た様な悩み を抱え てい た・・・で、食べ物専用ブログを作ると言い出した!え~、じゃあアタシも混ぜて~と駄々こね作戦成功。という事で今後、食べ物が見たい方は是非 上 のURLへ遊 びに来てください。育てている緑もそちらの方に上がっていくかと思います。ORGANICAは私の日常と、独り言のみが記載されて い く予定。ORGANICA・・・廃れて行く危険性大か、こりゃ!あはは。(ちなみにヒュー個人のブログは近日中に消えうせるそうです。)

食 べ物ブログに関しては、ヒューの投稿へも気軽にコメントしてやってください。彼、とっても喜びます。英語を使ってみたい!というなら英語で記入してもらっ てオッケーだし、英語じゃこの気持ち、表現できないワッ、という事であれば日本語でもちろんオッケイです!(それ以前に見てくれる人が居るのか疑問だ ぞ・・・)

ちなみに第一回の投稿はカモを丸ごと買ってきたところから始まります。これらをパーツに分けて、(注:解体作業はちょっとグロ いかも・・・)別々に料理し ていくから、全部を料理しきるまで幾つか投稿が立ち上がる予定です。皆が少しでも楽しんでくれたら嬉し~。(*^_^*)

Thursday, July 21, 2005

永谷園お吸い物茶碗蒸し

今日は夜まで学校がある日・・・

10:15 帰宅。「ただいま~」誰もおらず。(ヒュー、バイト)
10:16 「ご飯・・・」 (何か作り置きしてないか捜索してみる)
10:20 「何も無い・・・」(とても悲しくなってみる)
10:21 「あぁ、自分で作るのめんどくせー」(料理する気、全く無し)
10:22 「あぁ、どうしよう」(でも餓死するのは嫌)
     考えがまとまるまで苗にお水を与えてみたりして・・・

で、 思い出した!!!永谷園のお吸い物に卵とぬるま湯を入れて料理するやつ!もうとにかく腹が減って、自分の指がウィンナーに見えてきてたので、ぬるま湯 で料理している時間すらも待てない状況。だもんでレンジでチンする事にした。(それでも料理できるとウェブに載ってたのよ)ラップして、レンジで待つ事2 分 半。電子レンジの電圧が高いからかな、全然混ざり合ってなかったけど、卵は加熱されていました。

お味は・・・う、旨い。

あ~、ORGANICAなのにな~。こんな投稿しちゃってよ~・・・
けど、まじ旨かった。驚きのあまり投稿です。      

Saturday, July 16, 2005

パリ祭 Bastille Day


(こちらの写真はパリの観光協会のようなサイトから拝借しております。)

今朝ヒューに「今日はパリの日で、それに関してイベントやってるから近くのカフェに行くよ」と言われるまで、今日(詳しく言えば数日前)がパリ祭だなんてちっとも知りませんでした。ヨーロッパ方面は行った事が無いので地理も歴史に関してとってもおバカな私です。で、フラフラ行ってみるとミニパリ祭をやってるじゃああ~りませんか。

お 店の前にちょっとしたテントなんかが張ってあって、そこでフランスのワインやらチーズなんかを売っている模様。3人で構成されたバンドがパリっぽい曲 (ってどんな曲か知らないけど、なんとなくパリを感じたさ)を演奏中。今日は天気も良くて風も無かったのでかなりいい感じ。外の階段で購入したチョコレー トジェラートとカプチーノ(The best in town!)を楽しみながらぼんやりイベントの様子を見ていたよ。しばらくするとさっきのバンドが居なくなって、お店の奥から別の曲が聴こえて来た。ふ む。この曲もいいじゃん。バンドは何処に居るのかしら?とバンドを探すとそこにはCDラジカセが。(バンドの人達は休憩中だった)生バンドと同じくらいに CDがいいと思ってしまった私の 耳って・・・と顔にちょっと青筋を立てながら帰ってきたよ。

ところで・・・最近ちょっと時間があるんで す。今回のタームは英語とコン ピューターだけど、まず先生が余計なプレッシャーを掛けて来ないのがいい!それに 英語なんてこのアホな私がガリガリ勉強したところで人生20年以上やってるカナダ人やってる人達に敵うわけありませんから、エッセイ書くときだけジタバタ しようと思ってます。コンピューターも中間前はかなりヤバそうだ。けど今は考えないようにしよう・・・


昨 日は創作モードに入ってたんで、台所に3時間位居ました。このパスタは以前ご紹介したJamie Oliverのレシピから作ったんだけど、彼の料理はかなり凝ってて作れないものも多い。(けど顔がいいから許すゼ)これは材料も少なく、作業も簡単。 「げ~、今 日何作ろう」って行き詰った時は是非作ってみて!ホント美味しかったよ。

作り方~
トマトを湯剥きします。 バターとオリーブオイル を引いたフライパンでガーリックを炒める。湯剥きして細かく刻んだトマトを炒め、小エビも加える。生クリー ムを大さじ5~6くらい足す。1/2のレモンを絞ると同時に塩コショウで味を整える。最後にパセリを散らして出来上がり!匂いも味もレストランだす。


ほいでこちらはクレープケーキ。こちらのブログを参考にしました。 さすがにブログランキングに参加してる方たちのブログはすごいね~。私はそこまでは出来ないっすよ。投稿を参考にクレープ生地を作ったときは一枚一枚がい びつな形になってしまい大丈夫かよって不安だった。でも一番良く、綺麗に焼けた皮で蓋をして^^、切り分けたらまぁ、そこそこ美味しそうに見えるじゃん。 ちなみに作ったイチゴジャムをバニラアイスクリームと一緒に食べると激ウマって事、発見!調子に乗ってここにも垂らしてます。うへうへ。Is this tasty? Is it yummy?と聞く私。Noと言った日には半殺しなので、Yesしか道はありません。うへうへ。

Wednesday, July 13, 2005

Royal Roads University (Japanese Garden)

今日は話題が3つあります。
前回Royal Roadsの写真を挙げてから約2ヶ月も経つなんて時の経つのは早いなぁ。同じ場所にまた行って来たんだけど、ちょっと違った写真が撮れたので挙げます。大学内のJapanese Gardenです。





下のは学外なんだけど、鳥が連れ立って移動してたのが面白くて。

家のトマト!やっと二つだけ赤くなったよ。



他のも赤くなるかな~?

イチゴジャム Strawberry Jam

これはイチゴジャムを作った時のもの。最近オーブンで焼いて作る系とか、泡だて器をガシャガシャやって作る系の物に ちょっと飽きてきてて、そんな時レイちゃんが手作りのジャムをおすそ分けしてくれた上、作り方を伝授してくれました。ジャム作りしている人って結構 居るのね。ウェブでも簡単に情報を入手する事が出来たので、レイちゃんのご指導プラス、そのウェブサイトでの作り方も平行して見ながら作ってみました。


イチゴの50%に相当する量の砂糖をかける。(この時砂糖の量を手加減してはいけない)

2~3時間すると水分が出て来る。(この時が一番美味しかったんですけど!)

煮る。アクを取りま~す。

30分くらい煮たかな。ドロドロしてきてジャムっぽくなった。

今朝の食卓風景。齧ったパンが映っとるがな。

David Suzuki

さぁて、気合を入れて勉強・・・じゃなくてブログの書き込みを始める私です。(時間をみてもらうと分かるけど、ここから書き始めてます。)やらなきゃいけ ない事がある時に横道にそれるのって楽しいよね~。冬、起きなくちゃいけないのに温かい布団の中でいつまでもぬくぬくしていたい感じと似てる。

さ て、書こうと言ってたディビッド鈴木さんです。この方は動物学者であり、科学者であり、ジャーナリストでもあり、はたまた政治にも幅を効かせているご意 見番長さんみたいな方です。ディビッド鈴木ファンデーションという組織を構成してて、ESLの先生の中にはその彼の組織に定期的に寄付している方も居まし た。本も多数出版していて、近くの本屋さんに来た時、普通の筆者は無料で公演が聞けるのに対して、彼の公演は有料。それでも人を集める事が出来る知名度が 彼にはあります。

彼は、みんなが今の生活より10%の努力をすれば、地球(環境)はずっと良くなる、と唱えています。その彼の10か条とは
  1. 家庭で使用するエネルギー量を10%減らす
  2. エネルギー効率の良い家と家電を選ぶ
  3. 殺虫剤を使わない
  4. 肉なしの食事を週に一日行う
  5. その地で育った食べ物を買う
  6. エネルギー効率の良い車を選ぶ
  7. 徒歩、自転車、または公共のトランスポーテーションを使う
  8. 仕事や学校に近い家に住む
  9. 公共のトランスポーテーションをサポートする
  10. 学び、それを他の人とシェアする
これらのうち少なくとも3つは取り組もう、という事。
どれかやってみる?

Tuesday, July 12, 2005

Becon! ベーコンの謎

今ヒューが食べ物について、広辞苑くらいでかいサイズの本を読んでて、そこから面白いお話を聞かせてくれました。

前々からスーパーで買うベーコンってなんてニオイが臭いんだろう、って疑問に思ってたの。でもお肉屋さんで買うベーコンって臭くない。その謎が今解けたのさ!

本物のベーコンはお肉を塩の中に一日漬けて2週間くらい干す。すると塩が自然とお肉の中に浸透されていって、チーズが出来るみたいに発酵・・・じゃないけど塩と肉が時間をかけていい感じになる。(なんだこの説明は-笑)

けどパッケージに入ってるスーパーのベーコンは、お肉の中に塩水(+保存料などの薬付き)を注入し、そのままパッケージ包装→販売。日本のベーコンはそこ まで品質は悪くないだろうけど、こっちのベーコンって袋の中で少々のお水が溜まってたりするの。だからスーパーのベーコンを焼くと油と水が反応してビチビ チはねるし、焼くとすごい縮むんだね。そして多分その注入された薬のニオイが鼻につくんだろう。本物のベーコンは2週間干している間に縮む工程が完了して るから焼いてもたいして小さくならないのね。

なるほどね~。これからは肉屋の本物ベーコンだね!

Saturday, July 09, 2005

Miyuki Tanobe


先日予告したうちの一人、Tanobe Miyukiさんについて書きます。

彼 女についての情報はカレッジに入る前の“プレカレッジコース”で使った教科書に載っていました。今夏のタームではENGLISH150と BUSINESS141(コンピューター)のクラスを取ってるんだけど、ENG150でまたエッセイとか書かないといけないから前に使った英文法の教科書 なんかを読み返してみたりして。その時に「あぁ、こんな話もあったな~」って思い出して今回ブログに載せてみる事にしました。さてその内容とは・・・

た のべ深雪さんは鎌倉で生まれた日本人女性です。雪の降る日に生まれた事から深雪と名づけられました。たのべさん御一家は元から美術だとか音楽だと か、アーティストとしての才能に恵まれたご家庭のようで、お母様は琴を弾かれたり、ご兄弟もバイオリニストとして活躍されている模様。彼女もそんな環境の 下、絵描きとして人生を歩んでいく事を決めパリへ・・・。彼女の初期の作品には全く人が描かれていなかったんだけれど、絵の中に人を書いていく重大 さに彼女は気付き画風が変っていきます。

幾つかの国を転々とした後、フレンチカナディアンの男性と結婚してケベックへ。(カナダの東 の方です)そこで彼女はそこに住む人達の事をもっと知りた いという気持ちを強くもち、彼女の目に映る周りの人々や街並みを描いていきます。彼女の絵はケベックで由緒ある場所だとか、有名な観光地とかそういうので は無くて、ワーキングクラスの、本当にごくごく普通の場所を描いていくのです。

深雪さんによって書かれた絵は時間が経っても変化する事は ありません。けれど、街は少しずつ変っていきます。ある時モントリオールのギャラリーで、一人 の男性が瞳に涙を浮かべながら深雪さんに語ります。「貴方は私の人生を戻してくれた。私が生まれ育った家が壊されて無くなる前に、貴方は絵にして残してく れた。」と。その時深雪さんは自分の絵と自分自身に誇りを持った、というのが教科書に載っていたお話です。

個人的に彼女の絵は温かみがあって好き。何気ない生活の中にある幸せを描いたからこそ、カナダの画家として知られるようになったのかな、と思います。

デイビッド鈴木さんについては来週書く予定。

Friday, July 08, 2005

ニュース+カナダで有名な日本人



ブ ログにpostする日程がめちゃくちゃです。すごいあれこれ話したくなる時と、全く何も浮かんでこない時との差が結構あったりする。今日は自分の頭の中 で70%くらいしか完成していない気持ちをとりあえず書いてみよう、って感じで書き始めます。だから以下の文章はかなりあやふやになってしまうかも。

ま ず一週間位前のニュースについて。何処の大学でだったか、50歳の女性が入試試験を受け、その結果不合格通知を受け取った。詳細を問い合わせてみるとテ ストは合格基準に達していたのに、大学側が勝手に「年齢が・・・」という理由で拒否。その女性は大学側に抗議か、または裁判か何かを起こしているという事 だった。

カナダに居ると本当に色んな生き方をしている女性に会うんだよ。ある時の担任の先生は50過ぎの女性だったけど3人(あれ?4人 だったっけな?)の子供を もうけた後、その旦那様と離婚。子供達を全員引き取った後も御自身は勉強をし続け、4年くらい前にマスター(修士)を取り終えた。学力を向上させながら今 もESLの先生をしてる。
私のホストマザーだった人は今61歳だけど59歳の時に男性と出会い、一年交際を続けた後、60歳にして二人で一緒に住 み始める事を決めた。他にも私達の 倍くらいの年齢の人達で離婚を決意した人もいたし、お相手を探している人も居るしと本当に多様。けどその多様性が生まれてこれるのも、シングルマザーに対 する制度が日本よりしっかりしているとか、女性が男性から離れてもやっていけるように状況も周囲の理解もいろんな面で環境が整っているからなのだと思う。 私は一概に離婚率が高い=悪い事、とは言い切れないなって思うんだ。

日 本はどうだろう?このニュースで50歳の女性が大学入学を拒否された、っていう事は女性は50歳になると勉強をする機会すら許されないのだろうか?また この件に関してどれだけの女性が怒りを感じただろう?日本は(という書き方をするとカナダかぶれしていると思われそうで怖いですが)人生こうあるべき、と いう既成概念が強いんじゃないかな、と思う・・・。

あぁ、書いてたら眠くなってきちゃった・・・中途半端だ。

カナダで有名な日本人についてはリンクだけ貼っておきます。この人達についてはまた後日書くって事で。^^

Miyuki Tanobe
David Suzuki

Saturday, July 02, 2005

7月!FOLKFEST


秋 冬は雨季でどんより寒い日が多い分、夏が来るとカナダ人ははじけますね。いい天候を利用してイベント一杯。こちらカナダは7月1日の祝日、CANADA DAYから始まって、今ちょっとした連休になっています。なので大きめのイベントも行われてて、中でもFOLKFEST!

全 貌が分かりにくいけど、音楽祭なのでこの写真の右にステージ、左手に各国の飲食屋台がならんでいます。この写真を撮った日はそのCANADA DAYでも あったのでカナダの国旗がいっぱい。街行く人も『I am Canadian』っていうTシャツを着てたり、太っちょなおじさんがお腹のベルトの所に国旗を挿してたり、顔に国旗をペインティングしてる子供が居た り・・・本当に街中がカナダの国旗で溢れた日。そんな日本とは違った愛国心に面白みを感じてみたりして。

中に入るとこんな感じ。私は韓国屋台のプルコギを購入・・・(写してはいませんけど)

ステージの一つ。写真じゃ分からないけど、ステージ前の人達は皆踊ってらっしゃいます。老若男女問わず、国籍問わず、皆で音楽の楽しさに触れる事が出来るっていうのは格別なもの。ところで月曜日にはこのfestにあのK-OS(←興味ある人は聴いてみてねん。)が登場!!!絶対行くぞー!

ピーリングについて

今日のpostをあげる前にこの前の続きを・・・かなりマニアックな内容で読む事に興味が失せるかも知れないねぇ。読みたくない人は飛ばして上に行って下さい。(*^_^*)

先日、ピーリングの事について書いた後、「あたしってあんまりピーリングの事って知らないなぁ。あとクエン酸ってそんなに危ないものだっけ?」と疑問に思って調べてたら結構ハマって色んなサイトを読みまくってました。

私 が得た情報では、何故ピーリング=怖いイメージがあるのか。それはピーリングで失敗して綺麗になるはずがシミが出来たり、肌がぼこぼこになっ ちゃったり、果てはお岩さんみたいな顔になっちゃったという実例があるから。ピーリング効果のある“酸”には種類があって、お肌の表面にだけ働く もの、お肌の中核まで働くもの、そして真皮にまで届くもの、と色々あるようです。ちょっとしたPHの違いやその日の肌状態によって薬剤をつけている時間 帯、そ の内容が異なるべきなのに、エステなどで働く素人さんやアルバイトさんが細かい知識などを持たずにお客さんに不適切な処置を施したり、薬剤を塗ったまま忘 れて放置しすぎたりと、それでこうした悲しい現状が生まれてしまうようです。

表皮にだけ働く酸ならピリピリした時点で水で洗い流せば落ち るようだけど、真皮に届くような強い酸は水で洗った後もぐんぐん肌への進行が進んでしまうんだとか。 (怖いな~)だからエステの場所を出た時は軽い刺激くらいだったのに家に帰って夜から朝にかけてその進行が進んでしまい、お肌が大変な状態になっ てしまった!という事が起こってしまうみたい。そういう時、エステ先に連絡しても「お家に戻られてからご自分で無理なマッサージでもされたんじゃな いで すか?」と対応は冷たいらしい。(まぁ、過失を認めるわけにもいかないのだろう。)

薬局などで売っているピーリング剤は一回の使用 で明 らかな効果を示すためにPH低め。(低い=キツイ。濃度高い。)「古い角質がポロポロ取れます」 なんてうたい文句、確かに聞いたことがある。けどポロポロ取れるって事はそれだけ強いって事。またその後のケアについては何にも触れていないのがまた問 題。ピーリングをした後、特に皮膚がちょっとむけたような状態のときはお肌が紫外線の刺激を受けやすい状態になってるから、保湿や日焼け止めを塗ってあげ る事が重要らしい。それをしていないからピーリング剤を併用しているうちに段々シミが濃くなっちゃったり、お肌カサカサ・・・といった二次被害が起こ るんだね。

私が書いたピーリング剤はクエン酸を使ったわけだけど、クエン酸ってそっか、梅干の成分じゃんね。飲めるものでもあるからポカ リスエットといったスポーツ飲料にも入ってるし、石鹸シャ ンプーをしている人はそのリンスとして髪にかけたりと、使い道は色々。(だからと言って100%安心って事ではないです)自分、パッチテストしたとき「ピリピリする!」って思ったけど、今一度試してみ たらピリピリなんてしない。あれ?なんだったんだ?って感じ。(あてになんねぇなー)

そ れと、お水に重曹を入れ、そこにクエン酸を入れ ると化学反応が起こってシャワ~って泡が立つんだけど、それこそがまさに『お風呂用バブ』の技術。何が言いたいってバブは手作りできるのさ。重曹、クエ ン酸、塩、それをグリセリンで固め、食紅なんかで色をつけるとバブのできあがり~って事らしい。ははは。面白い。今まで何でバブが泡立つのかなんて考えた 事無 かったよ。